Nov.19.2022

博多の職人工房はどこ?入りづらい?見学できる? 博多曲物職人編

職人さんとお話しして本物の博多を知ってもらいたい!気軽に工房に入って説明や苦労話も聞いてみたい!
そんな思いから街歩きツアーを作りました。伝統文化や技を後世にも伝わるよう全国の皆様に知って欲しいと思います。
普段、職人さんの工房なんて福岡在住の人でもどこにあるか知らないし、中々入りづらいですよね。
丁寧にお話しや説明を聞いたり、作業を見学したりと職人さんの世界を覗いてみませんか?
3ヵ所の工房などを周るツアーです。

このブログでは、博多曲物300年の歴史を守り続ける柴田徳商店さんの工房をご案内します。
お1人様当り 6,000円~になります(3ヵ所訪問)。

街歩きツアー全体の詳細はこちらから

博多曲物「柴田徳商店」

日本三大八幡宮「筥崎宮」に奉納する博多曲物を作り続けてきた柴田徳商店さんを訪れました!

旧唐津街道に面した箱崎宿は、かつて大名行列で福岡藩主が最初にお宿を構えた場所です。
その一角には多くの曲物屋が軒を連ねていましたが、現在では一軒だけとなってしまいました。
他に箱崎から福岡市隣接の糟屋郡に移転した柴田玉樹さん工房の2軒のみとなっています。

お店は、築100年近い玄関は小さく奥に長い「ウナギの寝所」です。
ご主人の柴田淑子さんは、博多曲物の300年の歴史と父の〜さんのお店を受継ぎ暖簾を守ってきました。
そんな柴田さんは、明るく楽しく男(女らしく??)、博多のごりょんさん そのままです(笑)

店舗のある表口から軒続きの住まわれている古民家の奥に作業場があります。
柴田さん曰わく、いつ倒れるか分からない位くらい古すぎるとの事ですが(苦笑)
現在ではお二人の職人さんが毎日曲物を作り続けいます。
寡黙なお二人ですが、その技はまさに圧巻です!
杉やヒノキ、桜を熱湯に通し、曲がり具合を計算した組合せはミリ単位以下の正確さ!

博多の食事、祭りごと、子供の祝い膳に欠かせない曲物。
柴田さんの明るく楽しい説明と、お店での素晴らしい作品を眺めながら博多の町民文化を知って頂ければ。

柴田徳商店

  • 職人技

    1ミリも狂わない職人技

  • お弁当箱やおひつ

    お弁当箱やおひつ

  • 重箱とポッポ膳

    重箱とポッポ膳です。

  • 歴史を大切に。守り続けます

    歴史を大切に守り続けます。

  • 作業場と職人さん

    作業場と職人さん

  • 子供の祝い膳には欠かせないポッポ膳

    子供の祝い膳には欠かせないポッポ膳

  • 2人の連携が欠かせない作業

    2人の連携が欠かせない作業。

柴田徳商店さんの工場はいかがでしたでしょうか?

福博の街は、古くから大陸との交易で外国から人や物の往来が盛んで、多くの寺社仏閣が建立され、祭りにちなんだ工芸品など職人文化が栄えてきました。
現代でも匠の技は受け継がれていますが、段々と職人工房も少なくなっています。

ツアーでは、柴田徳商店だけではなく博多人形、博多包丁、博多織の工房や学校をご案内します。(曜日替わりで3ヶ所訪問)

職人さんが手間をかけて作る作品は、技や作業工程・説明・歴史を実際に見て聞くことによって本物の価値が分かるのではないでしょうか。

今後も博多独楽、博多張子、おきあげなど子供の成長を祝う伝統工芸の職人さん達もツアーでご案内できればと企画中です。
ブログでもご案内しますのでご期待ください!