定番の観光ツアーでは味わえない本物の技、人と人との出会いを楽しんでください。
普段は入りづらい職人さんの工房でお話しを聞いたり、作業を見学したり、今までの観光ツアーでは味わえなかった楽しみが見えてきます。
博多伝統工芸などの職人は、今では数少なくなりましたが現在も活躍しています。
職人さんとの出会いで福岡をもっともっと好きになってもらえると思います。
工房やお店間はタクシーで移動します。
各地での記念撮影もお気軽に同行ガイドへお申し付けください。

DESTINATION訪問先

①鍛冶職人「大庭利男さん」の大庭鍛冶工場

かつて数十件あったという福岡市内の鍛冶屋さんも今では見かけなくなりました。
三代に渡り鍛冶工場を守り続けてきた大庭さんは、農具から土木用具、そして博多包丁へと時代に合わせて、伝統を守りながらも時代の風を取り入れてきました。
「時代が変われば道具も変わってくる中、これからも作って欲しいものを作っていきます」と話す大庭さん。
大相撲の土俵鍬 全国唯一の職人で、今は博多包丁を作り続け歴史を守り続ける鍛冶職人「大庭利男さん」の大庭鍛冶工場を見学します。

70 年近くに渡る職人人生や、博多包丁などの歴史、作製工程、近所の移ろいなどお話しながら作業を見学させてもらいます。
全国放送の TV 番組でも取り上げられたり、著名人も度々訪れるほど人気が有る大庭さんの作品はこちらでしか見られません。
1 本あれば何でも切れる「博多の一本包丁」と言われる一生ものの博多包丁。また、大相撲の土俵は全て大庭さんが製作する鍬で作られます。
84 歳になる大庭さんは、「今でも満足はしていない。死ぬまで一生修行です。」と、毎日鉄を打ち続けています。

②新進気鋭の博多人形師 田中勇気工房

今では博多地区で少なくなった博多人形工房を見学します。
レトロなアパートをリノベーションし、文化人や芸術家が集う「冷泉荘」中にある工房で、
手間暇かけて作られる優しい顔の力士や女性、ユニークな動物など、
伝統工芸と新しい感性から作られる作品は、若い女性や子供たちにも喜ばれています。
工房では、完成までの作業工程、田中さんの歩みなどお話ししながら作業を見学します。

また、ツアーの最終地ですので、ご希望の方は絵付け体験（1,650 円/1名 1 時間）にチャレンジしてみてください。
作品は後日郵送していただけます。

③300 年の伝統を受継ぐ「博多曲物 柴田徳商店」

筥崎宮の神具として古くから奉納されてきた博多曲物を作る 300 年の伝統を受継ぐ「博多曲物 柴田徳商店」歴史ある作業場と店舗を見学。
今ではほとんど残っていない博多曲物のお店で、職人さんの寸分違わぬ技術を見学したり、おひつや弁当箱、博多の伝統的な子供の成長を祝う「ポッポーお膳」などを作り上げていく数多い作業工程の説明をお聞きします。
薄く削った杉や檜の 1 枚板を曲げ、合わせ目を桜の皮で綴じた伝統工芸品。
釘などの金属を一切使わず、長細い桜の皮で縫うようにつなぎ合わせるため、非常に軽く、ほんのり香る木の香りがより一層ご飯を美味しく引き立てます。
また、明るく楽しい六代目・柴田淑子さんから曲物の取扱い方や手入れ方法などをうかがいます。

④ 日本で唯一の博多織専門学校「博多織DC」または、博多町屋ふるさと館

800年近い歴史を持つ博多織は厚く張りのある生地は、一度締めたら緩みにくく、和服や浴衣の帯として愛され続けてきました。
幕府にも献上された特別な織物で、「献上柄」と呼ばれる伝統的な模様は、博多のシンボルとして街中のさまざまな場所で使われています。
ツアーでは、伝統工芸の伝承と自立を目指し多くの学生が学ぶ「博多織DC」を訪問し、講師や学生の技を拝見・お話しを伺います。

※学校の都合で、博多織DC卒業生が昔ながらの織機で実演・体験できる「博多町屋ふるさと館」を訪問する場合があります。

３VISITS日替わりで、3ヶ所を訪問いたします

DETAILツアー詳細

集合場所の「博多町屋ふるさと館」